ノスタルジー

「ワンちゃん宮司の旅の宮余話」(改題)。「ワンちゃん」は、昔、駆出し記者のころ先輩がつけてくれた。このあだ名、今では遥か青春時代のよすがでしょうか。

2008-01-01から1年間の記事一覧

疎き老眼すかして見れば……

去年の夏から白内障の治療を続けているが、老化がさらに進んだか、特に右目が急に疎くなってオペをお願いした。 右目は明るくなった。目の前の壁がこんなに白かったのか、ノートの紙もこんなに白かったんだ……。喜んだのも一両日、愛用のメガネと右目の度が合…

忘れたころに……神前結婚式

一年振りに結婚式をとり行った。 受け付けて色々話を聞いてみると、両家親族等の出席者が40人。こりゃ大変。 ここ数年来の挙式は、ほとんどが新郎新婦と両親、兄弟ら出席はせいぜい数人。仲人はなし、といった簡素な結婚式の申込ばかりだった。 忘れたころの…

こころ新たに

4月、新年度が始まった。 気持ち新たに、さあスタート。 境内、境外林のサクラ満開である。日差しも暖かい。 社務所は相変わらず忙しい。新任氏子総代の名札書きかえ、名簿整理、会計決算次いで会計監査、文化財等補助金関係の決算・予算・事業計画書の作成…

やれやれ、3月

窓越しに見える東参道のソメイヨシノ。あした辺りちらほら咲き初めそうな気配。 毎年のことながら、年度末の3月は体も心も余裕を失う。妻に任せている店の決算、私自身の確定申告。神社一般会計、特別会計の決算、指定無形民俗文化財等保存継承事業(獅子舞…

梅も桜も、もう少し先のようです

夕方5時前、ジャンパーを引っかけると、思い切って寒風の境内に立った。 700メートルほどの長い東参道を行くと梅林。つぼみは少しふくらんだ程度。桜はまだずっと先のようだ。あたりをちょっと見回して異状なしを見届けると、急いできびすを返す。 参道沿い…

総代さん、誇りを持って!

街行けば元気なお年寄りが満ち溢れて?いる。まさに熟年。 夫婦旅行、ジョギング。梅の便りを耳にはさめば、カメラ片手に愛車で駆けつける。産直市に出向いてあれこれ試食して回る等々、毎日忙しいことである。それが生きがいという人もあろう。 そんな人た…

右向けば、右を向いたまま

私ども氏神さまは、氏子の地域代表である氏子総代の奉仕活動で維持されている。 宮司に就任したてのころ、古い総代から「立派な宮司がひとり逆立ちしたって神社はやっていけない。運営は、すべて氏子総代の働きいかんにかかっている」と冗談まじりのあいさつ…

あちゃー、また、やられた

神宝庫の賽銭が盗まれた。施錠が引きちぎって破られ、真ちゅう製の錠前も消えていた。 賽銭箱の中身は、今回も銅貨数十円か多くて数百円であったろうが、人さまが祈りを込めてお供えした賽銭を盗む行為に腹が立つ。 賽銭箱を修理しても修理しても、しばらく…