ノスタルジー

「ワンちゃん宮司の旅の宮余話」(改題)。「ワンちゃん」は、昔、駆出し記者のころ先輩がつけてくれた。このあだ名、今では遥か青春時代のよすがでしょうか。

2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

淡い恋心

同窓会といえば高校の同窓会。宴たけなわ。幹事役の私は一人一人の席を順番に酒をついで回った。やがてC子の席に相対すると、待っていたかのように彼女「高3の時、あなたが声をかけてくれるの待っていたけど、見向きもしてくれなかったわね。なにしろ生徒…

クラスメイトの訃報

秋の彼岸を告げるかのように赤、白の花を開いた彼岸花、いつの間にか盛りを過ぎ、今朝は大方が枯れかかっていた。明日から10月だもんな。 購読紙のきょうの朝刊、地域版のA市広報「お悔やみ」欄に、小学校からの同級生B君の名前を見つけた。紙面を見直した…

無題

境内に一本きりのサルスベリ。その白い小花の長い季節が終わったと感じたきのう、宵のうち一陣の風とともに秋の空気に入れ変わった。きょう早朝、出社途中の車窓に流れ込む風きわめて爽やかであった。 昼間は、残暑まだ厳しい。10時から例大祭(例祭)。正…

けがれ……気枯れ

「厄除け祈願をしたいのだが…」と電話で祈祷の申し込み。 「厄年のお祓いでしょうか」とたずねると、電話口の男性はちょっとためらってから「いえ、物損程度だが車で事故を……」また口ごもる。 町内のA社に勤める30代男3人一緒で願いたいとのこと。ここま…

セクシーな電話の声に惚れました?

いつごろだったか、事務連絡のためしょっちゅう電話するA神社の同輩から「うちの巫女(みこ)が、お前さんの電話の声に惚れた、っていつも言ってるよ」と冷やかされた。「そりゃ光栄だ」と照れ笑いしたが、そのまま忘れてしまっていまだにその巫女の名も顔…