ノスタルジー

「ワンちゃん宮司の旅の宮余話」(改題)。「ワンちゃん」は、昔、駆出し記者のころ先輩がつけてくれた。このあだ名、今では遥か青春時代のよすがでしょうか。

和服姿の初詣はごくわずか?

晴れやかな着物の初詣客はほんの二三人。当社で毎年見かける姿は減っている。老若男女問わず普段着姿がほとんどである。ハレの日にはまず装いを改めて――そんな日本人の心意気を望むのは、今は空しい時代なのかも知れない。
授与所は三が日臨時の巫女さんに応援してもらっている。30余人の氏子総代は、大みそか夜から元日昼まで、社頭の特設テントでお札・お守、熊手など縁起物、お神酒・甘酒・紅白おもちの授与に従事してくれて引き揚げると神社は宮司の私一人だけ。これじゃたくさんの参拝客に応じきれないので、ここ十数年臨時の巫女さんでカバーしてもらっているのだ。
4日早朝からは合気道の子供たち、町内企業の仕事始め等々安全祈願や商売繁盛の祈祷予約がぎっしり。ありがたいことだが、老体にはこたえる日々が続く。