ノスタルジー

「ワンちゃん宮司の旅の宮余話」(改題)。「ワンちゃん」は、昔、駆出し記者のころ先輩がつけてくれた。このあだ名、今では遥か青春時代のよすがでしょうか。

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

6月の花嫁さん、お幸せに

天気予報どおり朝から晴れ上がって、水銀柱も急上昇。 あいにくガスエアコン故障中の、蒸し暑い拝殿で11時から神前結婚式。 新郎新婦と両家ご両親の6人が昇殿、宮司の私一人奉仕で式典をとり行った。 お祓いから始まって三々九度、誓詞、指輪の交換、親子固…

いのり 祈り

社務所の窓越しにこま犬が見える。 向拝所で拝礼を終えた参拝者のうち、幾人かがこま犬の前に立ち寄る。 大方の人は、こま犬の足元に1円玉か5円玉まれに10円玉をお供えする。 次にこま犬の頭、口元、胸からしっぽをなで、次にその手で自分の体の気になる…

雨の午前中

夜来の雨に洗われて、アジサイの花がにわかに色つやを増した。境内の一隅、そこだけ浮き出て、えも言われぬ風情。 雨の午前中は何となく気分が落ちつく。庭木のサツキも静かである。きょうあたり、この地方も梅雨入りだろう。 思い出したように電話が鳴った…

埋め草の軽い気持ちが……「八方除け」

神具製造会社のセールスと雑談中「テレビ番組か雑誌の影響でしょうか、近ごろ若い女性の間で「八方除け」のかわいいお守袋に人気があるんですよ」と彼が何気なくしゃべった。 「そんなこともあるでしょうね。今の世の中、何か流行るかわからんから」と私も何…

戦没者慰霊祭

地元A町遺族会主催の慰霊祭が当神社参集殿で行われた。 毎年6月第2日曜日、市長初め議員らを来賓として招き、遺族会員の7割近い150余人が参列して厳粛に斎行されている。 毎年のことだが、慰霊祭前日朝から当神社の氏子総代が五六人奉仕して境内林からサカ…