ノスタルジー

「ワンちゃん宮司の旅の宮余話」(改題)。「ワンちゃん」は、昔、駆出し記者のころ先輩がつけてくれた。このあだ名、今では遥か青春時代のよすがでしょうか。

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘンな一日(つづき)

(前回の続き)電話の女性は、長女と高校のクラスメイトKさんと名乗った。家へ遊びに来ていて、夜帰り際電車の駅まで車で送ってやった記憶があるが、随分以前のことで私は彼女の顔までは憶えていない。 「お父さんが神主さんだって聞いたこと思い出して電話…

ヘンな一日

社務所の事務も走り始めた10時過ぎ、電話。受話器からの声は中年女性と推定。 「つかぬことお尋ねしますが、神社に内職ありませんか」 「あいにく……」 「座っていてできるような手仕事はないものでしょうかね」 「さあ―。申しわけありませんな」何だかこっち…

見られてる

町内では銀行へ行っても、スーパーへ出かけてもよく誰かにあいさつをされる。ほとんどの場合、その人がどこで出会ったどなたなのか思い出せない。向こうは私を覚えている。 日曜午後、家内にお供して衣料品スーパーに出かけたら「こんにちわ」すれ違った30…