ノスタルジー

「ワンちゃん宮司の旅の宮余話」(改題)。「ワンちゃん」は、昔、駆出し記者のころ先輩がつけてくれた。このあだ名、今では遥か青春時代のよすがでしょうか。

はぐれ七五三

 秋はいつも駆け足だが、ことしは気配を感じる間もなく過ぎ去って行った。
秋の大祭も終わり、週末のきょう明日は「はぐれ七五三」の予約が数件。よんどころない事情があったのだろうと思うけれども、やっぱり15日までにお参りいただけたらと残念である。何事も自分の都合に合わせる……。そんな親と予約電話や祈祷受付窓口でやり取りしていると、その人となりがうかがえる。一事が万事である。


 今の世の中、季節感が希薄になったと言われる。それとともに人生の折り目もつけられなくなってしまった向きも多いようである。

 日本人の心は、どこへ流れて行くのだろう。