ノスタルジー

「ワンちゃん宮司の旅の宮余話」(改題)。「ワンちゃん」は、昔、駆出し記者のころ先輩がつけてくれた。このあだ名、今では遥か青春時代のよすがでしょうか。

秋は駆け足

午後4時前、もう境内に日差しはない。にわかに冷え込んできた。そろそろ拝殿を閉めてこようか。

朝から数人の氏子総代が出て菊花展を撤収、宮司名の感謝状・粗品(撤下品)を携えてそれぞれ出品者宅を回り、作品を返し礼を述べて第5回菊花展は無事閉幕した。
七五三のお参りも来客もなく、午後はひとり社務所でパソコン雑誌に目を通す暇もあって、つかの間の「お日待ち」となった。XPで行くかVistaに乗り換えるか。いやいやXPで行けるところまで行こう、何てぼんやり考えながら……。

明日は朝一番から七五三の祈祷、午後は税務署の年末調整、決算説明会に出席する予定。3大祭の一つ23日の勤労感謝祭の準備、12月初め総代を通じて氏子宅に配布する社報の編集やらお神札・御守の区分け作業など「ひとり神職」の社務所は相変わらず忙しい日々が続く。
毎年のことながら、秋は駆け足。あっという間に年の瀬がやってくる。