ノスタルジー

「ワンちゃん宮司の旅の宮余話」(改題)。「ワンちゃん」は、昔、駆出し記者のころ先輩がつけてくれた。このあだ名、今では遥か青春時代のよすがでしょうか。

クラスメイトの訃報

秋の彼岸を告げるかのように赤、白の花を開いた彼岸花、いつの間にか盛りを過ぎ、今朝は大方が枯れかかっていた。明日から10月だもんな。
購読紙のきょうの朝刊、地域版のA市広報「お悔やみ」欄に、小学校からの同級生B君の名前を見つけた。紙面を見直したが住い、名前、年齢ともにB君に間違いなさそうだ。逝ってしまったか。ちょっと早い気もするけど、あわてんぼうなところがあった彼だから「お先へ」なんて手を振ってひょいひょい駆けて行ったのかも知れない。クラスメイトの訃報、寂しい気分に陥るものだ。
彼のあだ名は「ガス会社の社長」。時、所かまわず放屁するから担任が名づけた。われわれ仲間は「おい、ガス屋」と呼びつけることもあった。人の鼻先に尻を向けてブー、わき腹を押さえてプー、よくもまあ、あんなに便利にプープー臭い屁がこけたもの。憎めないひょうきん者だった。
何年前の同窓会だったか、あの時顔を合わせたのが最後になってしまったみたいだ。