ノスタルジー

「ワンちゃん宮司の旅の宮余話」(改題)。「ワンちゃん」は、昔、駆出し記者のころ先輩がつけてくれた。このあだ名、今では遥か青春時代のよすがでしょうか。

悩みます

久しぶり。A女からメール。内容は、社務所に四五日泊めてもらえないか問い合わせと懇願。理由は、相変わらず悩みごとが多く、神社の静かな環境で過ごせばすっきりするだろうから、という。
Aさんは今30歳前後。高校を出てB神社の巫女(舞女)を5年、その後は仕事を転々、去年の正月は当神社で臨時巫女を務めてくれた。その時、春には結婚しますと笑顔を見せていたけど、多少の不安もあったようだ。同居予定のしゅうとが、何かの宗教に凝っていて、Aさんにも入信を勧めているらしい。
結婚。1年持たず破局。離婚のいきさつなど聞かなかったが、あれこれ悩んだようで、げっそりやせ細って可哀想だった。
宮司さん、私には神社が一番落ちつきます。来年の正月、またアルバイトさせてください」と言っていた。離婚後の一人暮らしもうまく行っていないのだろうか、きょうのメールである。
社務所には宿泊を受け入れる施設もないし、近隣神社でも同様であろうと返事するより仕方なかった。さて、彼女をどのように力づけたらよいものか、思案中です。