ノスタルジー

「ワンちゃん宮司の旅の宮余話」(改題)。「ワンちゃん」は、昔、駆出し記者のころ先輩がつけてくれた。このあだ名、今では遥か青春時代のよすがでしょうか。

花とあらし

東京のサクラ、去年より13日遅れできょう午後開花したと気象庁
窓から見える境内のサクラを調べたけど、まだつぼみ。あすか、あさってにはちらほら開くだろうか。ちなみに昨年は30日開花と社務日誌に残しているから、こちらも三四日遅れと予想される。
花の便りにあわせるかのように、歳若く結婚して名古屋に居を構える長男から電話。孫のマユが通信表を見てほしい、と帰りたがっているし、次女のリオも幼稚園に上がるからじいばあと一緒にお祝いをしたいという。
マユは3学期も成績が良かったのだろう、リオの入園もめでたい。一日里帰り結構じゃないの。明るい出来事、めでたい話は大歓迎だ。
「孫らがおじいちゃん、おじいちゃんと慕うのは、ちゃんと下心があるから。この春は何をねだられるやら。覚悟しときや」と養母がはやし立てる。「パパの下着がない、マユの普段着も新しいのがほしい。ねえ、おばあちゃん…」とミドリ(嫁)にもたかられそう、と家内も口を合わせる。でも、その目元は結構うれしそうだ。
孫の顔は見たいけど、息子一家がやって来ると、当方にはその影響ちょっとした台風並み。「季節の恒例行事と思えばいいじゃん」と、じいじの私はとっくに腰をすえてます。これが親と子、じいばあと孫。普通の家庭というものでしょうよ。